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📒 図鑑 · Governance L1

ディクレッド DCR

一歩踏み出す前に必ず投票する、採掘者とチケット保有者がともに頷く均衡の番人

🎭 胸に天秤を下げた、辛抱強い審判。ビットコインの2,100万枚の硬さはそのままに、誰一人ルールブックを独り占めできない。

⚡ L1🛡️ PoW🌱 PoS💸 決済型
ALTROOKIE CODEX

💬 「採掘者がブロックを作る。チケット保有者がそれを確認する。5人のうち3人が「賛成」と言わなければ、どれだけハッシュパワーがあっても前には進めない。遅くなる?そうかもね。でも私が見張っている間は、誰も舵を奪えないよ。 ⚖️」

💬 ひとことで言うと
  • 採掘者がブロックを作るけど、「チケット」を持つコイン保有者が承認する。権力は意図的に分散されている。
  • ルールを変えたい?保有者が直接オンチェーンで投票して決める。密室談合なし。
  • 発行上限はビットコインと同じ:約2,100万枚、それだけ。

📖 The Story

2017年の夏は、ビットコインを持っていると気が重かった。ブロックをどう大きくするかをめぐって議論は泥沼化し、採掘者と開発者がお互いに怒鳴り合い、一週間後には二つに割れそうな雰囲気だった。その争いが続く中、はるかに小さな一つのコインがひっそりと、大きなコインにはできなかったことをやってのけた。2017年6月、ディクレッドは自分たちのルール変更案を保有者に問い、オンチェーン投票で決着をつけた。フォークもなく、怒鳴り合いもなく。コミュニティはこれを「チェーンが直接投票でコンセンサスルールを変えた初の事例」と主張している。その「初」が完全に正しいかはさておき、要点は伝わった。こういうことは投票で解決できる、と。

あの結果は偶然じゃなかった。それがディクレッドの存在理由そのものだった。アイデアはBitcoinTalkのスレッドから生まれた。tacotimeというユーザーがハイブリッドコインのアイデアを投稿し、元ビットコイン開発者のジェイク・ヨーカム=ピアットらがそれを引き継いで、2016年2月にメインネットを公開した。ICOも、トークンセールもなかった。自己資金で開発し、8%のプレマインを用意した。そのうち半分(約84万枚)は、申し込んだ2,972人にただでエアドロップされた。

2017年6月を可能にしたからくりはこうだ。二つのグループがネットワークを動かし、どちらも単独では動けない。採掘者(PoW)がブロックを作る。保有者(PoS)はコインをロックして「チケット」を買い、そのブロックを承認する。世界中のハッシュパワーを全部持っていても、チケット保有者が拒否すれば通せない。それが守護者の胸に下がった天秤で、あれは飾りじゃない。

📊 ステータス

オンチェーンガバナンス権力分散希少性普及度初心者の難しさ
🗳️オンチェーンガバナンス 保有者が直接ルールを投票で決める
⚖️権力分散 PoW+PoS、どちらも単独では動けない
💎希少性 約2,100万枚上限・テール発行なし
🌐普及度 ニッチ・取引量は少なめ
🧩初心者の難しさ よく考えられているが、覚えることが多い

🧩 どう動く?

1ブロック分の流れを追ってみよう。採掘者(PoW)が普通の重労働をしてブロックを作る。多くのチェーンではここで話が終わる。でもここは違う。ブロックごとに、コインをロックした投票者(PoS)のプールからランダムで5枚のチケットが選ばれ、そのうち3枚以上が賛成しないとそのブロックは却下され、採掘者は報酬を失う。つまり世界中のハッシュパワーを持っていても、チケット保有者が頷かなければ意味がない。

⛏️採掘者(PoW)新しいブロックを作る🎫投票者(PoS)5票中3票が賛成⚖️ブロック採用両側が頷いて初めて通る
⛏️ 採掘者がブロックを作り、🎫 5票中3票の投票者が賛成し、⚖️ その時初めてブロックが採用される。

ルール変更も同じ仕組み、ただスケールが大きい。誰でも提案を出せ(Politeiaというシステムで)、保有者がオンチェーン投票で決着をつける。2017年6月のあの決断を可能にした仕組みであり、だからこそ揉め事がフォークではなく開票で終われる。

🌗 Light & Shadow

⚔️ 強み
  • 一人の採掘者がネットワークを牛耳れない。ハッシュパワーの51%を持っていても、チケット保有者のサインが必要
  • 意見の対立は投票で決まり、フォークにならない。2017年のルール変更が実際にうまく機能した証拠 (オンチェーンガバナンス)
  • 上限約2,100万枚、テール発行なし。ビットコインと同じ希少性の物語
  • ローンチ時にICOなし。運営費を賄うトレジャリーはブロック報酬から自動で積み立てられる
🛡️ 弱み
  • 巧みな設計の割に、ニッチなまま。ビットコインやイーサリアムに比べて知名度も取引量もはるかに少ない
  • その巧みさが初心者の壁にもなる。チケット、投票、ハイブリッドコンセンサス……理解するまでに覚えることが多い
  • 投票するにはコインをロックしてチケットを買う必要があり、参加が手間がかかって遅く感じる
  • 小型コインなので値動きが大きい。大きな金額を入れるのは正直リスクが高い

🧬 進化系統図

ディクレッドはビットコインの直接フォークではない(独自のコードベースを持つ)。でも、ビットコインの「ガバナンスと採掘者の権力集中」問題への答えとして生まれ、主要開発者(ジェイク・ヨーカム=ピアット)がビットコインコアの元貢献者であり、同じ約2,100万枚の上限を採用した。コードを受け継いだ子ではなく、「思想的な兄弟・いとこ」のような関係だ。

₿ ビットコイン ⚖️ ディクレッド

点線(⋯)は「コードを受け継いだフォーク」ではなく、思想的な兄弟という意味。

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❓ よくある質問

ディクレッド(DCR)って何ですか?
「誰がルールを決めるか(ガバナンス)」をブロックチェーンに直接刻み込んだコインです。ビットコインのように価値の保存を目指しながら、採掘者(PoW)とコイン保有者(PoS)が権力を分け合って一方の独走を防ぎます。メインネットは2016年2月に始まりました。
ビットコインとどう違うんですか?
どちらも発行上限は約2,100万枚で同じです。ただしビットコインでは採掘者が主にルールを左右するのに対し、ディクレッドではコイン保有者が投票でコンセンサスルールの変更まで直接決められます。主要開発者もビットコインコアの元貢献者なので、「思想的な兄弟」のようなコインです。
採掘者が51%を持っていても好き勝手できないって、どういう意味ですか?
ディクレッドでは、採掘者がブロックを作っても、コインをロックして「チケット」を買った投票者たちの承認がなければそのブロックは採用されません。ブロックごとにランダムで5票が選ばれ、3票以上の賛成が必要です。だから採掘者がハッシュパワーの半分以上を持っていても、投票者の拒否権を無効にすることはできないのです。
ディクレッドはどこで買えますか?
KrakenなどいくつかのDEXや取引所で取引できます。ただし、ビットコインやイーサリアムのような大型コインと比べると取引量は少なめです。値動きが大きいので、少額で試す程度にしましょう。(特定の取引所や投資を推奨するものではなく、情報提供のみです。)

⚠️ 投資助言ではありません。すべての数値は情報提供のみを目的としています (MOCK · 2026-06-04).